現場でプレイヤーとして走り、いま20人以上のマネージャーをしている三木。
「教える側になって、初めて見えた景色がある」と彼は言う。
現場で"伸びるやつ"と"そうじゃないやつ"の差って、どこに出るんですか? そのまま聞きました。
Profile

三木
マネージャー
20人以上のインターン生を見るマネージャー。 素直さと人への情熱を原点に、「育ててもらった温度を下の子にも渡したい」を胸に現場に立つ。
プレイヤー時代とマネージャーになってから、現場の見え方ってどう変わりました?

全然違いますね。ぶっちゃけ、別世界みたいな感覚です。
プレイヤーの時って、自分の件数しか見てなかったんですよ。
「今月あと5件取らないと」みたいな頭で現場に入ってたんで、他の人のクロージングを見ても「なんであいつがアイキャッチ取ったんだ、悔しいな」くらいしか思ってなかった。
アイキャッチの入り方とか、そういう技術的なところは一切注目してなかったですね。
ーーそれがマネージャーになってから、どう変わったんですか?
見方が一気に変わって。
受け持ってる子の良さってどこなんだろう、ここ頑張ってるなって見ながら、自分も動く。
ラブクロで入って、その子のやり方でうまく喋れてるかを横で見て、細くちょこっと入るくらいの動きになった。
自分の件数から、みんなが件数を取れる現場づくりへ、みたいな。
一人で完結できるように、その子に何が足りないかを見極めるイメージです。
後輩に教える時、一番見てるところは?

全部見るんですけど、特にって言われたら——返答ですかね。
自分が投げかけたものに対する返答で、意識の高さとか学ぶ姿勢って、だいたい見えるんですよ。
考えてる子って、必ず行き詰まってるものがあるはずなんです。
できないものって最初は誰でも多いから、考えれば「これができない」って見えてくる。
それを克服したいって声に出してくれるのが、返答なんですよね。
ーー具体的には、どういう返答だと「こいつ伸びそう」って感じるんですか?
具体的な質問が出てくるかどうかはデカいです。
「キャッチ分かんないです」で終わる子と、
「こういうお客さんに対しての着座誘導が苦手で、ポップ見てるけど自分が行ったら離れちゃうお客さん、どうしてます?」まで具体で聞いてくる子。
後者はもう、考えてるなってすぐ分かる。「こいつ伸びそう」のサインって、そこに出ます。
「伸びる子」の共通点ってあります?

言われたことを、まっすぐやる子。これは大前提。
で、そこに+αできるかが分かれ目ですね。
+αができる子とそうじゃない子、何が違うんですか?

量の話じゃないんですよ、これ。
たとえば「キャッチ、数打ってボロボロになって帰ってこい」って言うじゃないですか。
そこで、終わり3時間前に集中が切れちゃう子と、終わり30分前に「ヘトヘトですけど、もう1本行ってきます」って出ていく子。
成長曲線、全然違うんですよ。
ーー前者の子が成長しないわけじゃない、と。
そうなんですよ。前者が成長しないわけじゃない。でも、スピードが違う。
言われたことにプラスして、何か自分でできるか。
そこの差は、教えてる側からするとすぐ見える。
で、それって多くの場合、入社前から持ってる特性なんですよね。
自発的にやる子。自分で熱量を持ってる子。
面接で完璧に見抜けるかというと、正直そうじゃない部分もある。
見抜き切れないことは絶対あります。
マネージャーとして、絶対やらないって決めてることは?

ふわふわーっと聞いてるだけ、は絶対やらないです。
こっちの気持ちって、絶対向こうに伝わるんで。
本気で「この子に何かできることないかな」って思ってあげたい。
自分で熱量を持ってる子がいるんだったら、その熱量を正しい方向に導いてあげるのがマネージャーの役割。
同じ熱量でぶつかってあげる、みたいな感覚です。
熱量が伝わって、ちょっとでもやる気になってくれたら嬉しい。
やる気にならなかったら、まあ、それはそれでしょうがない。笑
でも、こっちがふわふわしてたら、絶対伝わらないんで。そこだけは、やらないって決めてます。



