2年弱、ブースで立ち続けた早稲田生がいる。
ADGroupのインターンを卒業し、大手から内定をもらった小菅。周りの同級生が外資コンサル・商社に向かう中で、通信催事のブースを選び、走り切った。
「学歴と営業は別ベクトル」——そう言い切れるようになるまでの2年弱を、そのまま聞きました。
Profile

小菅
OG
早稲田大学社会科学部社会科学科4年。ADGroupインターン2年弱を経て大手内定を獲得。「学歴と営業は別ベクトル」を貫き、2年生から催事営業で成果を積み上げ、本質的な営業力を磨いた。
小菅さん、2年弱インターンやってたんですよね。正直、自分でもびっくりしました?

びっくりですね。意外と長かったなって。笑
ーーバイト、続かない人でしたっけ?
続かないんですよ、もともと。
自分でも「こんな続くと思わなかったな」って、ぶっちゃけ思ってます。
早稲田の同級生って、インターンどういうの選んでる人が多かったんですか?

まあ、みんな自分の志望業界に直結するやつが多かったかな。
コンサルとか、商社とか、外資系の長期に入ってる子もいたし。
ーー"綺麗な仕事"の方に寄ってる感じ?
そうですね、そういう子が多かったと思います。
私は——催事のブースでティッシュ持って声かけるところから始めたんで。笑
ーー最初、その絵って、どう思いました?
正直、私の中で営業のイメージって、スーツ着て、オフィスで、机挟んで商談みたいな世界だったんですよ。
でも現場来てみたら、ブースでお客さん呼び止めるところからで。
最初の印象は、ぶっちゃけ「へえ、こんな感じなんだ」って感覚でした。嫌とか、自分の仕事じゃないとか、そういうのは全然なくて。
「これ、私の仕事じゃない」って思う瞬間、本当になかったんですか?

なかったですね。全くなかったです。
ーーなんでそう思わなかったんですかね。
学歴と営業って、別ベクトルだと思ってたんですよ、最初から。
学歴があるからって、営業ができるわけじゃないじゃないですか。実務って、みんなゼロからじゃないですか。
だから、「学歴とは違うフィールド」で勝ちに行きたいなって感覚がありました。
ーー「両方で勝ちたい」みたいな感覚?
そうですね、両方やりたいみたいな。
学歴は学歴で持ってて、プラス営業でも勝ちたい、みたいな。
先輩の姿を見て、むしろ、、、。

私、先輩に「負けてるな」って思った瞬間があって。
ーーそれは、どういう時に?
アプローチ数とか、着座率のパーセンテージとか、みんな頭使ってやってたんですよね。
ただただ現場で実践、実践、じゃなくて。「今ここからここまでダメじゃん」みたいに分割して、「ここを上げるには」みたいに考えてる。
あ、みんなちゃんと反省してる、考えてやってるんだって思って。
それを見て、普通に負けてるなって思ったんですよ。
ーー営業って体動かすだけじゃない、と。
そうなんですよ。体動かすんだけど、裏側でちゃんと頭使ってる人が多くて。
自分はまだその頭の使い方が足りてないな、って感じたから——だから、「私の仕事じゃない」とか思ってる暇なかったですね。笑
1年目と2年目で、自分の中で一番変わったのは?

自信ですかね。
「あ、2年間やれば、ちゃんとついてくるんだな」みたいな。
自分ができるんだ、みたいな感覚。これが一番大きかったかなって思います。
ーーターニングポイントみたいな瞬間はあった?
2年目の仙台の現場かな。
私、初売り2年行ってて、1年目の仙台と、2年目の仙台で、自分が明らかに違ったんですよ。
「あれ、私、取れるようになってる?」って思った瞬間があって。
前は褒められたこと、正直ほとんどなかったんですけど、代表の藤田さんから褒めてもらえた時とかがあって。それが、すごい残ってます。
自分なりの営業スタイルって、いつ頃から輪郭が見えてきました?

1年くらい、ですかね。
ーー短期インターンでは届かない領域、みたいな?
そうなんですよ。
スクリプト覚えるだけなら半年でいけると思うんですよ。でも、それは通信の現場でしか使えないじゃないですか。
自分なりの営業スタイルとか、再現性みたいなのを、自分のものにできるっていうのが——長くやって、試行錯誤を繰り返すのがいいのかなって思います。
ーー愛嬌を活かす、みたいな自分の色も?
ありますね。
他の人が取れなかったお客さんでも、私が行けば行けるかも、みたいな場面が出てきて。
「これ、私のやり方で取れたかも」みたいな感覚を持てるようになったのは、大きかったです。
2年の中で、辞めようと思った瞬間ってありました?

うーん、ほぼなかったんですよ。
最後、就活終わって区切りでやめただけで。途中で辞めたいとは、基本的に思わなかった。
ーー2年で、本当にゼロ?
……1回だけ、めちゃめちゃ寝坊したことがあって。笑
ーー寝坊事件。笑
その日、現場行けなくて。一日飛ばしちゃって。
あの時だけ、「もう、ここにいられないかも」って思いました。笑
2年続けられた理由って、振り返ると何だったと思います?

人の良さ、ですね。
先輩もメンバーも、あったかくて。「お疲れ様」って声かけてくれるし。
あと、ご飯の時とかも、将来の話を一緒に考えてくれる感じがあったんですよ。
普通だったら「今月の数字上げよう」みたいに、目先の利益の話になるじゃないですか。でも、「今つけた能力を、将来どう活かしたいの?」みたいな話を、ちゃんと聞いてくれた。
自分に寄り添ってくれてる感じがあったから、続けられたのかなって思います。
小菅さん、楽観的でマイペースですよね。それが向いてた部分もありました?

あ、そうなんですよ。笑
ーー上昇志向で周りに合わせすぎて疲れる、みたいなタイプじゃない?
そこまでガツガツしてなかったから、周りに潰されることもなかったのかな。
私のペースでやってたから、続けられた、みたいなのはあると思います。
ーー自分に合うスタイルを、自分で作れた?
そうですね。
それができたから、長くやれたんだと思います。
2年弱、早稲田生が催事ブースで立ち続けた。
「学歴と営業は別ベクトル」——そう言い切れるようになるまで、走り切った。小菅が得たのは、大手内定だけじゃなく、自分のペースで、自分のやり方で、ちゃんと結果を出せたという事実だった。



